考古用語辞典 A-Words

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金銀象嵌「兆域図」  2008年09月02日(火)更新

金銀象嵌「兆域図」
【和:きんぎんぞうがん「ちょういきず」
【中:Jin yin xiang qian
春秋戦国|青銅器>金銀象嵌「兆域図」

青銅 
長94cm 幅48cm 厚1cm
1977年中山王(興+昔)墓出土
  平面長方形。背面の中腰部に鋪首がある。もう一面には「兆域」(墓地)平面見取図および各部名称,大きさ,位置の説明,そして国王の詔書が金銀で象嵌してある。詔書の大意は,中山王が賙に命じて陵墓を造築の際に,規格にそぐわぬ部分があったら,法に則り,これを処分する。法規に違反した者は死罪に処し容赦しない。王命を行わぬ者には,その罪は子孫にまで及がであろう。この図は一点を副葬し,もう一点を王府に蔵せよ,というもの。
この金銀象嵌による「兆城図」銅板は, 目下,中国で発見されている最古の建築図面である。正確な縮尺ではないが,配置や寸法や大きさは詳細に標示してあるので,古代の兆域形式や建築図学の研究の新資料である。出所:「中山王国文物展」-中国戦国時代の雄 

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