考古用語辞典 A-Words

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莫高窟第六六窟西壁北側  2008年09月20日(土)更新

莫高窟第六六窟西壁北側
【和:ばっこうくつだい六六くつにしへききたがわ
【中:Mo gao ku di 66 ku xi bi bei ce
隋・唐・五代|彫刻・書画>莫高窟第六六窟西壁北側

菩薩像(復元模写 常書鴻)
紙本着色
縦222.3 横61.0
盛唐
  第六六窟の西壁に大龕が設けられ、中尊の仏倚像を中心に二比丘二菩薩二天王の塑像が安置され、龕内壁面に比丘・菩薩・伎楽天の群像が描かれている。この龕の外側左右の縦に細長い壁面一ぱいに各菩薩立像一体が描かれる。これはその北側の菩薩像で「救苦観世音菩薩」と記した短冊形をつけている。初はから盛唐にかけて盛んに用いられた、インド伝来の身体表現法、いわゆる三曲法によって動勢をあらわし、華麗な装身具で飾っている。体部以下、特に下半身の長さに対して頭部が小さく、均衡を失っているのは、際立って細長い画面を充填する必要性からくるのであろう。この模写は復原模写で、原画の面部以外の肉身部、裾を透かしてあらわされる脚部は、黒茶色に変色している。菩薩の足元には供養者立像を小さく表わす。その上に短冊形をつけるが、その題記の内容は読めない。出所:『砂漠の美術館-永遠なる敦煌』中国敦煌研究院設立50周年記念

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