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宝相華紋磚 2008年09月26日(金)更新
【和:ほうそうげもんせん】 |
【中:Bao xiang hua wen zhuan】 |
隋・唐・五代|彫刻・書画>宝相華紋磚 |
縦34.0 横32.5 厚7.5
唐
一九六三~六五年に、莫高窟の窟前遺址を発掘中に出土した磚で、灰色を呈している。四弁の小花を中心に置いて花心とし、外側に弧を連ねた雲頭蓮弁文の花弁四枚を配し、この花心と雲頭蓮弁文花弁の間に別に桃形の雲頭花弁を一つずつ、計四つ配する。この二種類の花弁が組合わさり、ひとつの蔕(ヘた)状の文様を構成している。四角形の四隅にはそれぞれ内巻の雲頭文と花弁文が一つずつ配されてある。この磚は装飾的効果に富み、文様構図の粗密も適切である。宝相華文様は、敦煌唐代の壁画やその他の地区では多種類の器物の表面に表されて流行した。例えば、敦煌莫高窟第四九窟、第四一窟、第二三窟など、宝相華を文様とした花磚は、莫高窟でも比較的多くの窟内で敷設されたのであった。出所:『砂漠の美術館-永遠なる敦煌』中国敦煌研究院設立50周年記念
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