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地蔵菩薩立像幡  2008年09月30日(火)更新

地蔵菩薩立像幡
【和:じぞうぼさつりつぞうはん
【中:Di zang pu sa li xiang fan
隋・唐・五代|彫刻・書画>地蔵菩薩立像幡

絹本着色
縦83.8 横18.0
盛唐~晩唐
東京国立博物館
 円頭光を負う僧形の地蔵菩薩が、紅蓮華上に両足を開いて立つ。屈臂して胸前に挙げた両手は、それぞれ印を結んでいる。全体として淡彩で仕上げられ、肉身には、薄い朱の暈をかけ、立体感を表現している。流麗な下描きの墨線をそのまま残す彫り塗り技法が各所に見られるのに対し、描き起こしの線は比較的厚塗りされた赤い衣の部分などにのみ用いられる。三色(緑・青・赤)の遠山文様を田相部に描く糞掃衣の袈裟を身に纏っており、袈裟瑞は複雑な衣褶を畳んでいる。現在では切れかかっているが、幡身と幡頭は一枚絹を用いている。幡頭や幡身部を包む縁の布は現存しないが、縫い糸が残っているので、かつては幡仕立であったことがわかる。文様化した天蓋と異なり、優美な菩薩像や華麗な色彩による宝相華文様や幾何学文様の表現には、盛唐仏画の伝統がうかがえる。
〈東京国立博物館とギメ国立東洋美術館収蔵品の交換寄贈〉。ともに国立の施設である両館は、日仏文化交流の一環として、また相互の収蔵品の欠を補うために、収蔵品を交換寄贈したことがある。
西域夫術のコーナー(東京国立博物館東洋館第十室)で、常時陳列している。日本の考古遺物は、ギメ国立東洋美術館が本年初めに全面改装のため閉館されるまで、同館日本美術展示室を飾り、来館者に古代日本の姿を伝えてきた。
ペリオ・コレクションは、フランスの東洋学者ポール・ベリオ(一八七八~一九四五年)を隊長とするペリオ探検隊(一九〇六~〇九年)が、中華人民共和国新疆ウイグル自治区南半を占めるタリム盆地北縁各地の調査で収集したものと敦煌関連資料を指す。イギリスのスタインに次ぐ早い時期に入手した絵画類を含む敦煌資料には、年紀をもつ漢文文書や各種言語の文書など重要な文献類も多数含まれている。 一九〇八年二月、イギリスの第二次スタイン探検隊に約一年遅れて、敦煌莫高窟に到着したペリオは、約一万五千巻にのぼる文書・経典・絵画類を、わずか約二週間のうちに蔵経洞内にひきこもって通覧し、簡単な目録を制作した。そして莫高窟を管理していた道士王圓籙録と交渉して、約五千点を入手したといわれる。ペリオが持ち帰った敦煌関連資料と西域各地の資料は、パリの国立図書館とギメ国立東洋美術館に分蔵されている。出所:『砂漠の美術館-永遠なる敦煌』中国敦煌研究院設立50周年記念

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