考古用語辞典 A-Words

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仏名経  2008年10月01日(水)更新

仏名経
【和:ぶつめいきょう
【中:Fo ming jing
隋・唐・五代|彫刻・書画>仏名経

紙本着色
縦28.0 横274.0
五代
大英博物館
 いくつもの伝統的な仏教儀礼が、陰暦による一年の最後の日を際立たせている。例えば、百八回鐘をつくことで、百八の罪業が放免となるといったことがある。この巻物は、いくつもの異なった仏陀の名前を長々と唱えるという、その日に行われる別の儀礼に用いるために作られたものである。それぞれの名前の上には、小さな坐仏が表されており、その下に「南無~」といった形式でそれぞれの仏名が記されている。ある箇所では、こういった仏名の羅列が中断され、短い散文が挿入されている。そこには寶達菩薩が地獄へ降下し、罰せられて地獄に落とされた魂の苦悩を目撃するという物語が記されている。出所:『砂漠の美術館-永遠なる敦煌』中国敦煌研究院設立50周年記念

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