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王昭君 2008年10月03日(金)更新
漢
(生没年不詳)
匈奴に嫁した前漢の美女。南郡秭帰県(湖北省秭帰)の人。名は嬙、昭君は字、明妃ともいう。前33年親和政策により元帝の王女の身代りとして匈奴の王呼韓邪単于に嫁がせられて寧胡閼氏(皇后)に立てられた。
『西京雑記』によると、元帝は匈奴へ贈る女性として後宮の中の一番醜い女性を選ぶため、宮女の似顔絵帳の中の一番醜い女性を選ぶことにした。似顔絵師であった毛延寿に賄賂を贈らなかった王昭君は一番醜く描かれていたため、王昭君が匈奴への嫁として選ばれた。皇帝に別れを告げるための式で王昭君を初めて見た元帝は王昭君の美しさに目を奪われたが、匈奴との関係悪化を恐れ、この段階になって撤回することも出来ないため渋々送り出した。その後、画工の不正に気付いて激怒した元帝は毛延寿の首を刎ねた。その後、呼韓邪単于が亡くなり、匈奴の習慣に習い息子の復株累若鞮単于の妻になった。そのとき、王昭君は、反発したが漢王朝から命令されしぶしぶ妻になったと記述がある。元曲『漢官秋』などに謳われた。出所:中国
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