考古用語辞典 A-Words

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五彩金襴手 花鳥文 瓢形瓶  2008年10月05日(日)更新

五彩金襴手 花鳥文 瓢形瓶
【和:ごさいきんらんで かちょうもん ひょうけいへい
【中:Wucaijinlanshou huaniaowen piaoxingping
明・清|陶磁器>五彩金襴手 花鳥文 瓢形瓶

明時代・16世紀 
景徳鎮窯 
高55.8㎝ 
個人蔵
 金襴手とは五彩(色絵)磁器に金彩を焼き付ける技法とその作品に対する日本独自の呼称です。もともと明時代の嘉靖年間に景徳鎮の民窯でつくられ、日本にもたらされた作品を金襴手と呼んでいました。織物の金襴に由来する名称といわれています。日本には金襴手の優品が数多く伝世していますが、この作品は金襴手の瓢形瓶としては最大級のもので、さらにその華麗で精緻な文様表現など金襴手中の名品の一つです。胴下部には孔雀、鹿、鶴などの吉祥の鳥や動物が対で描かれています。瓢箪は仙人のシンボルの一つでもあり、この中に入れた酒はさぞかし美味であったことでしょう。

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