考古用語辞典 A-Words

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藍田原人頭部(復原模型)  2008年10月11日(土)更新

藍田原人頭部(復原模型)
【和:らんでんげんじんとうぶ
【中:Lan tian yuan ren tou bu
旧石器時代|>藍田原人頭部(復原模型)

更新世中期
高45m
中国歴史博物館製作
 裴李崗遺跡:裴李崗遺跡の年代は,中国科学院考古研究所実験室が,出土した木炭の標本に14C(放射性炭素14)による年代測定を行った結果,今から7885±480年前であった。これは前期の新石器時代遺跡であり,磁山遺跡(河北省)の年代に近く,仰韶文化の半坡類型よりずっと早いことを示している。
 陝西省藍田県公王嶺と陳家窩において, 原人の頭骨・下顎骨2個・歯の化石及びその文化遺物を含む中期更新世に生活した「藍田原人」の化石が発見された。古人類学者の研究の結果,公王嶺人は30歳過ぎの成人で,女性かもしれない.陳家窩人は老齢の女性である.この二人の原人の体質形態は比較的原始的であるが,彼女(彼)らが使用していた打製石器はすでにある程度進化していた。このほか粉末状の炭粒が発見されたことから,すでに火の使用を知っていた可能性もある.
公王嶺・陳家窩のほか, この区域の渭南・臨潼・西安附近の20余の地点からも, 同時期の文化遺物が発見された.当時この一帯には藍田原人が労働し生息していたと思われる。出所:「黄河文明展」

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