考古用語辞典 A-Words

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安陽市隋張盛墓  2008年10月25日(土)更新

安陽市隋張盛墓
【和:あんようしずいちょうせいはか
【中:Aan yang shi shui zhang sheng mu
隋・唐・五代|建造物・遺跡・墓>安陽市隋張盛墓


 1959年5月,河南省安陽市において,隋の開皇15年(595年)に葬られた張盛の墳墓が発掘された.塼で築いた単室墓で,平面は方形に近く,四辺は弧線を描いて外に張り出している。長さ2.8m, 幅2.9m.墓室の床と棺床に塼をしきつめている.墓室の門は南壁中央にあり,門外には天丼が孤形をした甬道が塼で築かれ,話道の両側に小さな耳室が各1あり,南門は塼で封じてある 排列は整然としていた。
墓誌は張盛の生涯の功績を記している.墓中の副葬品はすこぶる豊富で,計192点.特に陶俑・陶磁器・生活用品の明器はどれもよく揃っていた.墓中より出土した各種類の陶俑群は珍らしいものである.特に多数の侍婢俑は各種の道具を持ち,当時の生活を生き生きと表現している。伎楽俑の演奏する多種類の楽器は,音楽が隋代に既に相当の水準に発達していたことを示している.僧侶俑と胡人俑などはこれまでに見られなかったもので,生き生きとした形象である。出所:「黄河文明展」

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