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金羽觴 2008年10月28日(火)更新
(翼形の金杯)
唐時代
長13cm 幅7.1cm 高3.5cm 重174g
1983年陝西省西安市韓森寨出土
陝西省博物館蔵
口縁は広がり,圏足がつく。楕円形.口縁は4弁の海栄花の形である。底部に魚龍が珠に戯れる図案が打ち出されている.魚龍の体は躍動し,宝珠は火焔に包まれ,地に水波文を刻し,水波文の周りに連珠文,その外周に花弁を飾る。内壁に2組の対称の宝相花,花の面側に対称の如意形の花文が整彫りされ, これら花文様の一組ごとを紐文帯で区切る。口縁の内側と圏足の外側に芙蓉花弁が巡る。外壁は無文 西安地区で近年出土した唐代金銀器の中で, これほど精巧で美しい造形と複雑で細かい文様は珍しい.造形・装飾・製作技術などの特徴から見て、その年代は盛唐から中唐までの時期であろう。その出土位置はまさに唐長安城の東市の区域内にある。出所:「黄河文明展」
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