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薛家花園 2008年12月22日更新

薛家花園
【和:せっかかえん
【中:Xue jia hua yuan
明・清|面白テーマ|中国の庭園|>薛家花園

清の末期の著名な思想家、外交家、初期維新派の代表的人物・蒔福成の邸宅で、 1890年に工事が始まり、 1894年に完工した。敷地面積は2.1万㎡。建築風格が雄壮で、清の末期の西洋風の特徴をとり入れ、中国建築史上の空白を埋め、「江南第一豪壮な邸宅」といわれていた。2001年、国務院に全国重点文化財に指定された。
花園の平面配置が整然とし、機能が厳しく分けられ、邸宅は中、東、 西の3軸線に分かれ、 前部が狭く、後部が広く、 いくらか凸形を呈し、中軸線上に玄関ホール、轎(かご)ホール、正面ホール、後堂、回転楼、後花園が並び、東西軸線上に西洋式玉突き室、薛倉庁、対照庁、枇杷園、吟風軒、舞台、伝経楼、西花園が並んでいる。中央軸線の前には4中庭9部屋、内庭の回転楼11部屋があり、建築風格は中国と西洋を折衷したもので、中国に現存する規模最大の回転楼が「中華第一回転楼」と称されている。
薛家花園は、開放的に配置された庭式邸宅で、近代的民居と江南の造園芸術とが調和しており、廊、橋、楼、閣、山石が巧妙に配置され、たたずまいが典雅秀麗。花庁の舞台は庭付きで、魚を観賞し、茶を楽しむところとなっている。この水亭式舞合は国内ではめったに見られない。
規模が大きく、伝統を受け継ぐという基礎の上で西洋建築スタイルを吸収し、社会交際に適した開放的な庭園となっており、中国の近代社会への移行期の江南の大型邸宅で、歴史的価値、研究価値、観光価値を持っている。
□観光サービス
交通:27、31、40、68路のバスを利用。
電話:86510--2733829
開放時間:08:00~17:00出所:中国の庭園
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