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青磁盤口双耳瓶 2008年12月27日更新
【和:せいじばんこうそうじへい】 |
【中:Qing ci pan kou shuang er ping】 |
宋・遼・金・元|陶磁器|>青磁盤口双耳瓶 |
「元豊三年」銘
龍泉窯
北宋時代1080年
高さ:38.3cm
卵形の胴に筒形の長頸と盤口をもつ瓶。肩には小さい耳が二つ付き、胴部は縦線により六つの面に分けられ、その全面に子孫繁栄を願った元豊三年(1080)紀年のある長い銘文が記されている。緻密な灰色の胎に灰緑色の釉がかかり、器底は露胎で赤褐色に変色している。この作品は龍泉窯で焼造されたものと考えられるが、釉調が越州窯と極めて似ていることから、越州窯の影響を強く受けたものと思われる。10世紀における龍泉窯の生産品は越州窯系の青磁であった。11世紀になると龍泉窯では厚く施釉できる石灰アルカリ釉の生産に成功し釉調が変化する。これに似た有蓋壺は龍泉窯の窯址から何点か発掘されている。
幾千年の長きにわたりこの酒壺が香酒を貯え続けることを願うとともに、幾万もの子々孫々の幾久しい繁栄、長寿、幸運を祈願し元豊三年 閏九月十五日(1080年10月30日)これを焼造する。出所:中国陶磁の至宝-デイヴィッド・コレクション
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