考古用語辞典 A-Words

時代別順

旧石器時代
新石器時代
神話時代
殷・周時代
春秋戦国
秦・漢・三国
晋・南北朝
隋・唐・五代
宋・遼・金・元
明・清

分野別順

基本用語
青銅器
陶磁器
金銀・玉器
石器・ガラス
彫刻・書画
絹・衣類
建造物・遺跡・墓
歴史名城
歴史人物
研究機関
研究者
面白テーマ

青磁水注 2008年12月29日更新

青磁水注
【和:せいじすいちゅう
【中:Qing ci shui zhu
宋・遼・金・元|陶磁器|>青磁水注

龍泉窯
元時代・13~14世紀
高さ:26.8cm
ふっくらと張った胴にすぼんだ裾部、筒形の頸、長く伸びた注口と大きく曲がった把手をつけた金属器を模倣した形の水注。把手は平たく下端が三本に分かれて胴部につく。縁を削って整えた高台畳付きは無釉のため赤褐色に呈色している。これは龍泉窯によく見られる特性で、胎土は少量の鉄を含むため無釉の場合は焼成の加減により赤褐色に焼ける。灰白色の胎に淡い灰青緑色の釉が薄くかかり、頸の圏線と肩の浅い線だけが無文の器に変化を与えている。この水注と同じ形をしたイスラム製ガラス製品や金属工芸品があるが、これらは唐時代の頃から中国でも知られていた。出所:中国陶磁の至宝-デイヴィッド・コレクション
関連用語:

Copyright 2006 abc0120 All rights reserved.