青花紅彩龍文鉢　2008年12月31日更新

「大明宣徳年製」銘
景徳鎮窯
明時代・宣徳（1426～35）
口径：17.3cm
口縁が端反りし、ほぼ真っ直ぐな器壁、底部は平らとなるこの器形は金属器を模倣したものである。青花と上絵具の鉄呈色の紅彩で文様があらわされている。胴部には青花による雲間を悠然と飛翔する五爪の龍ニ体が鮮やかな紅彩で描かれ、その下に二重の突圏線、折腰部には波濤文が青花で描かれている。内面は口縁下に青花の圏線がひかれ、見込みに「大明宣徳年製」の青花銘が二重圏線内に記されている。デイヴィッド・コレクションには、この他青花のみと青花釉裏紅の技法による同形、同文様の作品がある。これらは全て甲盛りのある蓋が伴っていたと思われるが、今は失われている。出所：中国陶磁の至宝-デイヴィッド・コレクション
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