考古用語辞典 A-Words

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黄地緑彩雲龍文広口壺 2009年1月1日更新

黄地緑彩雲龍文広口壺
【和:こうじりょく彩うんりゅうひろくちつぼ
【中:Huang di lu cai yun long wen guang kou hu
明・清|陶磁器|>黄地緑彩雲龍文広口壺

「正徳年製」銘
景徳鎮窯
明時代・正徳(1506~21)
高さ:l1.6cm
口縁が大きく広がり、球形の胴に端反りの高台をもつこの器形を「渣斗」と呼び、一説に痰壺あるいは食物の渣を入れる容器といわれる。文様を線刻した精緻な磁胎をかたく焼き締めた後、黄釉と緑釉をかけ分けて低火度で焼成した素三彩の技法。頸部と胴部に五爪の龍が、火炎宝珠や霊芝雲の間を飛翔する様があらわされ、裾部にはラマ式蓮弁文が彫られている。これらの文様は線刻に沿って銅呈色の緑釉を、地には黄釉をかけてある。器内部は無文で透明釉がかかり、高台内には青花で「正徳年製」の銘が二重圏線内に記される。黄釉と緑釉を用いた配色は、15世紀初期の永楽年間に景徳鎮で使われ始めたとされる。この器形は金属器を模したとされ、唐時代に同じ器形のものがみられる。出所:中国陶磁の至宝-デイヴィッド・コレクション
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