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鉢 2009年1月26日更新
一九八五年 陝西省臨潼県新豊鎮慶山寺址
(開元二九年〈七四一>出土
白黒磁
高4.9、口径10.2
唐 八世紀前半
陝西・臨潼県博物館
鉢は、慶山寺塔下の主室前方から出土した陶磁器の中の三例(鉢・盒・宝相華文長頸瓶)の一つ。小ぶりながら、インド以来の伝統的な鉢の形を踏襲した作である。胎土は白色をし、外面に黒釉、内面に透明釉がかけられる。口縁のみ露胎となっているのは、蓋をのせるための便宜であろうか。
各器の様態からみると、宝相華文長頸瓶は埋納用に制作されたものであろうが、鉢と盒は、埋納以前に実際に使用されていた可能性がある。発見された時には、いずれの器にも内容物は確認されなかった。出所:唐の女帝・則天武后とその時代展1998
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