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銭櫃 2009年1月29日更新
一九五五年 陝西省西安市東郊王家墳村九〇号唐墓出土
三彩、貼花
高13.0、幅16.0、奥行12.0
唐 八世紀
陝西・陝西歴史博物館
銭入れの模型と考えられる稀少な作例である。四本の足を含め、各部位は、白胎陶製の板を貼り合わせて作られている。鍵が表わされた上面手前の蓋の部分は取り外しができ、ここから銭を櫃の中に入れる仕組みのようである。
上面にみえる宝相華文や六弁の花文はすべて印花になり、側面の獣面と足の花文は型抜きした凸文を貼り付けたものである。損傷や亀裂が散見されるものの、藍釉・褐釉と、白袖あるいは胎土の白色との対比が鮮やかな一器である。出所:唐の女帝・則天武后とその時代展1998
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