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魚花文帯金具 2009年1月30日更新
【和:ぎょかもんおびかなぐ】 |
【中:Yu hua wen dai jin ju】 |
隋・唐・五代|金銀・玉器|>魚花文帯金具 |
一九八四年 河南省洛陽市宜陽高村郷王溝村出土
金、鋳造
〈花形具〉長3.9、幅3.3、高1.5 (総重量)147グラム
唐 九世紀
河南・洛陽博物館
皮製のベルトに取り付けられていたと考えられる金製の飾り金具のセットである。バックル、花弁がリボン状に振り分けられたやや大ぶりの花形具、雲文の環状具、花弁文の羽形具、魚形具で構成される。バックルが二つ具備されているのは、彫刻などに表現された事例から類推して、前方の左右二個所にパックルを取り付ける形式のベルトであったためであろう。
花形、羽形、魚形の三種は、表面の形に沿って裏面が凹凸する。その裏面が鋳肌のまま放置されていることから、これらが鋳造されたものであると理解される。表面は、各具とも、削りや研磨と線刻によって整形され、光沢のある金色に輝いている。
形式や文様は唐時代(六一八~九〇七年)晩期の特徴を示し、その頃の金製の帯飾の稀少な遺例に数えられる。出所:唐の女帝・則天武后とその時代展1998
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