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懐紙 2009年2月23日更新
貴族の装束の懐中に携帯した紙にちなむことば。別に懐紙、また、折り畳んで所持したため畳紙(帖紙)ともいう。
用途は(I)手紙や和歌の贈答用、(2)手習用、(3)宮廷公事におけるメモ用紙、(4)礼紙の代用、(5)詩歌会の料紙、などがある。詩歌会では清書用料紙として貴重視されていた。書式も、一首懐紙の場合には、端作(題を含む)、位署、歌(詩)の順序となるが、特に歌(詩)は三行三字に書き、歌の終わり三字は万葉仮名を使用するなどの規定があった。(書の鑑賞用語)出所:「書の至宝-日本と中国2006」
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