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唐紙 2009年2月23日更新
今日の唐紙とは異なり、平安時代に舶載された北宋製の製飾紙。紙の生地に胡粉(顔料を混ぜることもある)を引染(具引)し、その上に膠で溶いた雲母の粉で型文様を摺り出したもの。逆に、雲母引の上に、胡粉で文様を表わしたものもある。日本で独自に倣製されたものは和製唐紙という。代表的な遺品として、舶載のものは伝藤原行成筆「粘葉本和漢朗詠集」、伝記貫之筆「寸松庵色紙」(No.89、90)などがあり、和製と考えられるものに、藤原定実筆「古今和歌集(元永本)」(NO.103)、「本願寺本三十六人家集」などが挙げられる。(書の鑑賞用語)出所:「書の至宝-日本と中国2006」
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