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金文 2009年2月24日更新

金文
【和:きんぶん
【中:Jin wen
彫刻・書画|基本用語|>金文

殷から秦漢時代頃までに製作された青銅器に鋳込まれた文字のこと。また、書体の名称としても用いられる。商時代の銘文は、族のシンボルやマークのような図象文字や、「父」の字など祖先のことを刻んだ短い文章が主であった。同時代になると、王と諸侯とのかかわりを記したものが多くを占めるようになり、銘文が長文化し、文字も装飾的なものになった。特に西周時代は質量ともに充実し、金文銘の黄金時代といわれた。秦漢時代以降も青銅器はつくられたが、金属器の主流は鉄器へと移り変わっていったため、金文の歴史はこの秦漢時代をもって終わりを告げることとなる。出所:「書の至宝-日本と中国2006」
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