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小篆 2009年2月25日更新
秦が中国全土の統一を果たした後に制定した書体。泰の始皇帝は、車軸の長さ、度量衡(長さ、容積、重さ)をはかるものさしなど、各国によってさまざまであった規格を統一した。
文字統一もその一環で、丞相(首相に相当)の李斯たちが自国の文字である大篆をもとに整理し、小篆を制定した。始皇帝が各地を視察に回り、その先々で建てた「泰山刻石」などの刻石の文字はこの小篆で書かれている。小篆は縦長で線の太さが均一となり、左右対称の字形を原則とした、謹厳な字形である。篆書の標準体であり、一般的に篆書という場合はこの小篆をさす。(書の鑑賞用語)出所:「書の至宝-日本と中国2006」
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