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手鑑 2009年2月27日更新
手本とすべき優れた古筆を大量に収めた本のこと。「手」は筆跡、「鑑」は模範、手本を意味する。台紙は折本を用いることが多く、これを用いると表裏に古筆を収めることができる。室町時代末頃にはすでに行なわれていたようで、江戸時代初期に全盛を迎えた。手鑑は、鑑定の指針とする台帳として古筆家に備えられ、また公家や大名では手本、鑑賞用として何冊も世襲された。現在国宝指定の『翰墨城』、『大手鑑』などは数ある手鑑の中でも代表的なものとして知られている。また、手鑑に古筆を貼ることを「押す」という。(書の鑑賞用語)出所:書の至宝-日本と中国2006
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