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法帖 2009年2月28日更新
学書の規範となるような古人の名筆を、本や石に刻して写し取り、学習の手本や鑑賞用として適するよう、折本のような帖仕立てにしたもの。王羲之の書を中心としたものが多く、宋時代から清時代まで盛んに刊行され、歴代の書家たちは、この法帖からの学習を基礎として自己の書風を築き上げていった。時代を経るに従い、法帖も複製に複製を重ねることで、原本の姿をそのまま伝えていないとする批判的な見方もあった。しかし、法帖でしか見ることのできない名品も数多くあるため、現在では法帖と碑文の拓本とを字書する傾向にある。この両者を区別せずに、総称して「法帖」と呼ぶ場合もある。
出所:書の至宝-日本と中国2006
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