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橘逸勢 2009年3月6日更新
(?~八四二)
平安時代初期の能書。三筆の一人。橘諸兄の曾孫で、父は従四位下・橘入居。延暦二十三年(八〇四)に入唐し、二年間唐文化の修学に努めた。若くして能書と謳われ、『弘法大師書流系図』によると、柳宗元に書法を受けたという。官界における昇進は遅く、晩年近くに従五位下に叙せられ、承和七年(八四〇)但馬守に任ぜられた。老病を理由に官職を辞した後、同九年(八四二)、承和の変で伊豆へ流罪となり、護送の途中、遠江板築宿で病死した。(書の鑑賞用語)出所:書の至宝-日本と中国2006
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