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西嶽輩出廟碑(長垣本) 2009年3月7日更新
【和:せいがくかざんびょぅひ・ちょぅえんぼん】 |
【中:Xi yue bei chu miao bei】 |
秦・漢・三国|彫刻・書画|>西嶽輩出廟碑(長垣本) |
二帖
紙本墨拓
縦27.0 横16.6
後漢時代・延熹八年(一六五)
東京・台東区立書道博物館
古くから雲山として扱われた五嶽の一つである西嶽に、旧碑に基づき弘農郡守の袁逢により新たに建てられた記念碑。原石は、明の嘉靖三十四年(一五五五)の地震によって倒壊したといわれすでに亡佚したが、この碑の原拓本として四本のみ世に伝わる。その中で最も字数を多く残すものが長堀本であり、ほかが百字余り欠けているのに対し、長坦本はわずか十字の欠損しかない。端正で気品ある書風は、漢代隷書の第一品といわれる。拓本の原蔵者、王文蓀が長垣(現在の河北省大名県)の出身であったことよりこの名がある。王文蓀の後、清代には宋犖草、陳伯恭、成親王、劉喜海、宗源瀚、宗舜年の所蔵を経て、端方の手に渡った。端方歿後、中村不折(一八六六-一九四三)が昭和四年(一九二九)八月二十四日に三万円で購入している。
長垣本は別冊をなすほどに多くの跋があることでも知られる。王鐸(一五九二~一六五二)、朱彝尊、翁方網(一七三三~一八ー八)、呉雲、成親王、呉煕載、阮元、何紹基、呉栄光、楊守敬、李文田、劉鶚、趙烈文、翁図龢、端方など、中国書法史を飾る著名な書家、政治家、皇族、学者らの跋語が並び、最後は中村不折のそれで締めくくられている出所:書の至宝-日本と中国2006
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