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法語規則 2009年3月18日更新
【和:ほうごきそく】 |
【中:Fa yu qui ze】 |
彫刻・書画|>法語規則 |
蘭渓道隆筆 紙本墨書
[法語]縦八五・二 横四一・四
[規則]縦八五・五 横四〇・七
鎌倉時代・十三世紀
神奈川・建長寺
蘭渓道隆(大覚禅師、一二一三―七八)は、寛元四年(一二四六)来日し、本場中国の禅を伝えた中国・南宋時代の高僧。鎌倉幕府五代執権北条時頼(一二二七―六三)の帰依を受け、建長寺の初代住持となった。この作品は、それぞれ法語と規則の幅からなり、法語の幅では公案を一時たりとも忘れず参禅弁道につとめるべきこと、規則の幅では日々の修行を怠らぬよう戒め、もし怠ったり生活のきまりを破った場合の罰則が記され、その精神とともに建長寺の重宝として伝えられる。
その書は、細い線では鋭い筆勢を感じさせ、太い線では厚みと豊かさをみせる。筆致に迷うところは無く、筆脈が終始一貫し、強い意志を感じさせる。宋の張即之(一一八六―一二六三)の書法の影響が指摘されるこの作品は、禅という新しい仏法とともに中国・宋時代の書法が日本にもたらされたことを物語る好例である。 出所:書の至宝-日本と中国2006
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