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楷書嘉命辞巻 2009年3月20日更新
【和:かいしょかめいじかん】 |
【中:Kai shu jia ming ci juan】 |
明・清|彫刻・書画|>楷書嘉命辞巻 |
黄道周筆
一巻
絹本墨書
縦二三・八 全長二三〇・二
明時代・十六ー十七世紀
上海博物館
黄道周(一五八五-一六四六)の楷書は鍾繇を根底としている。この作品も黄道周の代表的な小楷作品ということができる。用筆は簡潔にして明快で、懐の広やかな結体と扁平な字形は鍾繇より出たものといわれるが、鍾繇のような柔らかさはみられず、明らかに王義之(三〇三-三六一)の楷書の用筆を学んだ形跡がうかがえる。すなわち方折の筆道いが多く、あきらかに勁峭の筆勢があり、荘重さの中につややかな風趣がみられる。巻末に「黄道周」と記し、「黄道周印」(白文印)「石斎」(白文印)が押されている。 出所:書の至宝-日本と中国2006
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