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釉裏紅牡丹文盤 2009年3月20日更新
【和:ゆうりこうぼたんもんばん】 |
【中:you li hong mu dan wen pan】 |
明・清|陶磁器|>釉裏紅牡丹文盤 |
景徳鎮窯
明時代・洪武(1368~1398)
直径:45.5cm
住友グループ寄贈
釉下に銅顔料を用いて絵付をする釉裏紅は、すでに元時代にその先例が見られる。洪武年間には特に数多く生産されたようで、青花と器形、文様が共通しているという特徴もある。この時期には海外私貿易が禁止され、コバルト顔料の輸入が途絶えた。それを補うために銅を呈色剤とした顔料を用いて磁器の絵付を行ったと考えられている。しかし銅の成分は発色が不安定で、そのため様々な色調の作例が残る。ここでは盤中央の牡丹花のみが鮮やかな紅色となり、内側面の宝相華(ほうそうげ)文や口縁の波濤文は淡紅色に発色している。近年、景徳鎮市珠山での発掘調査により、大量の洪武様式の磁器片が出土した。
大阪市立東洋陶磁美術館所蔵
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