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青花龍波濤文扁壺 2009年3月20日更新
【和:せいかりゅうはとうもんへんこ】 |
【中:qing hua long bo tao wen bian hu】 |
明・清|陶磁器|>青花龍波濤文扁壺 |
景徳鎮窯
明時代・永楽(1403~1424)
高さ:45.0cm
住友グループ寄贈
永楽年間には西方との交易が再開され、陶磁器においてもその影響が見られる。イスラム的な器形が多様化したことや、中近東産の良質のコバルト顔料が再び輸入され始め、青花の発色が以前にも増して鮮やかになったことなどである。この種の扁壺もこの時期に現れた器形のうちのひとつである。トルコのトプカプ宮殿には16世紀の銀製の蓋が付いた同形品が伝世している。本器では、龍の姿を白抜きで大きく表し、眼にコバルト顔料を点じ細部に陰刻を加える。周囲を埋め尽くした波濤文は濃い藍色に発色し、永楽期に特有のにじみが見られる。景徳鎮市珠山より類品が出土している。
大阪市立東洋陶磁美術館所蔵
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