考古用語辞典 A-Words

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フィリピン・コルディレラ棚田(フィリピン世界遺産) 2009年3月24日更新

フィリピン・コルディレラ棚田(フィリピン世界遺産)

【和:ふぃりぴん・こるでぃれらのたなだ
【中:
面白テーマ|世界遺産|>フィリピン・コルディレラ棚田(フィリピン世界遺産)

ルソン島北部、セントラル山脈の山岳地帯バナウエ周辺には、紀元前3世紀頃から少数民族のイフガオ族が住んでいる。彼らは、標高1000~2000mの山腹に、 ライステラスと呼ばれる階段状の棚田をつくり、稲作農業を中心とした生活を続けている.高床式住居に住み、古代から変わらぬ祖霊信仰を行う生活様式は、スペインやアメリカの支配下にありながらも、何らその影響を受けることがなかった。口承で伝えられてきた棚田の耕作技術は今日も受け継がれ、独特の伝統的文化を育んでいる。
バナウエの谷を覆う棚田の壁をすべて合わせると、長さは2万km、地球を半周するほどになるという 急な斜面に沿って広がる景観は壮観で、「天国への階段」とも呼ばれている.棚田の囲いになっている壁は農道にもなっているのだが、幅が30cmほどしかなく、水牛を使用することもあるが、農作業のほとんどは人力による.わき水を利用した灌漑システムは、本源から竹筒を使って引き、高い所から低い所へ、棚田から棚田へと水がめぐるように考えられている.棚田はガオ族の英知の結晶といえよう。出所:世界遺産の旅
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