考古用語辞典 A-Words

時代別順

旧石器時代
新石器時代
神話時代
殷・周時代
春秋戦国
秦・漢・三国
晋・南北朝
隋・唐・五代
宋・遼・金・元
明・清

分野別順

基本用語
青銅器
陶磁器
金銀・玉器
石器・ガラス
彫刻・書画
絹・衣類
建造物・遺跡・墓
歴史名城
歴史人物
研究機関
研究者
面白テーマ

古代都市チチェン・イツァ(メキシコ世界遺産) 2009年4月10日更新

古代都市チチェン・イツァ(メキシコ世界遺産)

【和:こだいとしチチェン・イツァ
【中:
面白テーマ|世界遺産|>古代都市チチェン・イツァ(メキシコ世界遺産)

 メキシコ北部の平原に、トルテカとマヤ時代の文明が融合する、聖なる都市チチェン・イツァ(イツァ族の井戸の意)遺跡がある。 450年頃、マヤ族のひとつイツァ族が建設した集落が始まりだ。9世紀に放棄されたが、300年後に「羽毛の生えたヘビ」の意をもつケツァルコアトル(マヤ語では、ククルカン)に導かれ、町は再生した。イツァ族は、11~12世紀にトルテカ文明の建物とマヤ文明の装飾過多な建物が融合したチチェン・イツァ独特の様式で都市を建設し、ユカタン半島を統治したが、13世紀半ばにはマヤパンヘの遷都で、この都市は再び放棄された。
 1533年、スペイン人がこの遺跡を発見。1885年にアメリカ合衆国が遺跡一帯の土地を手に入れ、北端のチチェン・イツァを調査した。その後、メキシコ国立人類学歴史学研究所が調査、第二次世界大戦後にメキシコ政府の管理下におかれた。  チチェン・イツァを代表する建物は、重要な建築群が残る北部の新チチェンの「ククルカンのピラミッド]と呼ばれる、カスティリョ(城塞)である。9層のテラスからなる階段状のピラミッドで、最上部にククルカン神殿がある。このピラミッドの東にあるのが、戦士の神殿である。神殿前戦士の神殿を守護するチャクモール像には戦士の浮き彫りがある石柱が林立する。そのぼか、音が7回こだまする球戯場、権力の象徴ジャガーの神殿、金銀財宝が発見されたセノーテ(聖なる泉)などもある。南部の旧チチェンには、尼僧院、赤色の家、鹿の絵のある家などの建造物が残っている。出所:世界遺産の旅
関連用語:

Copyright 2006 abc0120 All rights reserved.