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マテーラの洞窟住居(イタリア世界遺産) 2009年4月19日更新

マテーラの洞窟住居(イタリア世界遺産)
【和:マテーラのどうくつじゅきょ
【中:
面白テーマ|世界遺産|>マテーラの洞窟住居(イタリア世界遺産)

 グラヴィーナ峡谷と呼ばれる、岩ばかりの谷の斜面が、積み重なるように建物で埋め尽くされている。上部は建物だが、下部は建物というより、岩を横に据って住まいにした「洞窟住居(サッシ)」だ。地中海地方では珍しくないが、マテーラがお もしろいのは全体のつくりだ。ある家の屋根を通路にしてその上に次の家がつくられるといった具合に、下から上へと積み重なり、それぞれの階や小路、階段が一体となって、複雑な立体構造の集合住宅になっているのだ。
 こうした住居が、いつ頃からつくられたかは不明だが、紀元前後までさかのぼれるかもしれない。8世紀以降は、東方から修道僧たちが集団移住してきたため、地下建築工法が発達したともいわれる。彼らがつくった「洞窟教会」が130余りもありビザンチン様式のフレスコ画がたくさん残っている。また、決して快適な環境とは言い難いこの住居には、20世紀に至るまで人が住んでいたが、最終的にはスラム化した。1952年の特別法による保護政策と、1970年代からの修復が本格化し、ようやく洞窟の住民は上の町へ移住を始め、現在はほとんど住む人はいない。出所:世界遺産の旅
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