トマールのキリスト教修道院（ポルトガル世界遺産）　2009年4月24日更新

12世紀、アルフォンソ1世が、イスラム勢力駆逐の功績を賛えて、「テンプル騎士団」に寄進した土地がトマールだった．城とともにつくられたこの修道院は、時代を反映して要塞のような外観である。テンプル騎士団解散後は、エンリケ航海王子の「キリスト教騎士団」の拠点となった。16世紀まで500年もの間増改築され続けたこの修道院は、国内最大を誇るだけでなく、最古の「テンプル騎士団の円堂からイタリア・ルネサンス様式の「ジョアン3世の回廊」、15世紀の典型的ゴシック建築「沐浴の回廊」など、各時代の様武美の集大成。とりわけ、サンタ・バルバラの回廊の3つの大窓（左写真）は必見である．マヌエル様式の大傑作といわれる豪華な彫刻窓だ。そこに刻まれたロープやマスト、貝などのモチーフは、大航海時代を彷佛とさせる。出所：世界遺産の旅
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