陶土、磁土で焼いた硯である。唐以前のものは出土硯が多く、伝世品は宋以後になるが宋・元の例は少ない。明・清に染付、赤絵、金欄手、粉彩、均窯などのものが産出された。朝鮮の高麗・李朝にもある。白磁硯は朱墨や彩墨を磨るに適し、愛用された。日本にも陶磁硯はかなり舶載している。 出所:『文房古玩事典』宇野雪村 関連用語:
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