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漆硯 2009年5月28日更新
乾漆、夾漆の技術は古くからあった。この技法によって作った硯が漆硯である。硯面の磨墨面には石末を加えている。台には木を使ったものがあり、木漆硯と言って区別する人もいる。硯身が空洞になっていて軽く、水に浮く硯を浮硯と言う人もいる。硯蓋に貝螺鈿の模様を施した華麗なものもある。明の中期以後、 工芸が発達した。漆工芸も同じである。古くから漆硯はあったらしく宋の蘇易筒の『文房四譜』が晋代の漆硯のことに触れている。清代中期の盧葵生は有名で彼の作った漆硯は珍重されている。出所:『文房古玩事典』宇野雪村
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