几(ふうこう)に似ているのでこの名がある。箕形硯からの変化であるが、箕形硯も含めて風字硯とする人もいる。前方が平直で狭く手前が広く、その間わずかな反りがあり、手前も平直なのが標準形である。台脚が退化して裏面が平になってくる。また墨堂と池の境がはっきりしている。陶磁硯・端渓,歙州など古い例ほど墨堂が傾斜している。出所:『文房古玩事典』宇野雪村 関連用語:
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