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出土硯 2009年6月11日更新
漢―唐代のものが主である。解放前に海外に流出した出土硯はかなり多く、市場でもまれに出会うことがある。石硯、陶瓷硯の二種に大別できる。陶瓷硯の方が多い。灰鼠色の路上のものと白いものとあるが、白は六朝末から隋・唐代にかけて現れてくる。灰蒼色のものは多脚高台環池円硯、 箕形硯、 亀形硯、 十ニ峯硯などがある。白色胎土は多獣脚連坐高台環池円硯で、越州祭・邢川窯などを思わせるもの、緑釉・唐三彩釉を施した華麗なものがある。釉薬のかかったこれらの硯は解放後、王族の墳墓から出土している。出所:『文房古玩事典』宇野雪村
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