蟾蜍(ひきがえる)が雲気を吐き、雲気の中に太陽を表す。中国伝説には月の中に兎がいるという説と蟾蜍のいるという説の二説がある。月の精としてこれは後者に依っている。硯にも蟾蜍を表したもの、兎を表したものがある。長方形で、背面に行書で月精とし、下に銘文がある。明墨と断定できるものは極めて少ない。出所:『文房古玩事典』宇野雪村 関連用語:
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