人物を模した墨で、高さ二〇-三〇センチもある大形墨である。仙人、七福人、羅漢などといったものが材である。置物として尊ばれたのだろうか。磨墨すると人間を磨消するようで避けるように思うが、現代も作られている。明代まで遡ると思われる古墨は少ない。 出所:『文房古玩事典』宇野雪村 関連用語:
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