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羅小華 2009年6月30日更新

羅小華

【和:らしょうか
【中:Luo xiao hua
歴史人物|彫刻・書画|>羅小華

墨匠.嘉靖年代の人という。名は龍文、字は含章。小華は号である。別に出泉とも号した。生家が古美術品を蒐集していて鑑識にすぐれた。武術、水泳にも長じていたという。倭冠といわれる八幡船によって沿岸が劫掠されていた頃で、浙江巡撫になった胡宗憲の下に従軍して功を立てた。明の世宗に仕え中書舎人に進み、当時権勢を誇った厳世春の幕下に入った。厳の失脚とともに彼も殺されたとか逃走したとかいい、明らかでない。いつ頃製呈したかもわからない。万暦年代の著録『遵生八牋』には羅の墨を称揚し、と中山と並称してもいる。また、謝肇淛の『五雑爼』には万暦年代、羅小華の墨が金と同じ値であると書いている。
羅小華銘の墨はまれにあるが真の明墨と思われるものはなく、多く清朝の倣造である。代表作として宣伝されているのが「九錫玄香」である。『墨海」に一〇例の図譜かある。出所:『文房古玩事典』宇野雪村
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