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方于魯 2009年6月30日更新
嘉靖・隆慶頃の墨匠。于魯は字である。初名は大ごう、後に建元と改めた。貧窮を程君房に救われ、程君房の下で墨業に従事した。詩文に志し、汪道昆の詩社、豊于社に学んだ。程君房の第二夫人と恋愛関係に陥り、このもつれもからんで独立する。汪道貫、江道昆兄弟が後援した。自作墨譜『方氏墨譜』がある。程の企画を知り、その先鞭をつけたように思われる。三八五式の図があり、程君房と同名のもの、図の同じものがかなりある。万暦三十六年(一六〇八)頃没したらしい。没後、子の方嘉樹(字は子封)が業を継いだ。
「九玄三極」墨は有名だった。方于魯款の墨も信用出きるものは非常に少ない。型を踏襲した後世の似造墨が氾濫している。出所:『文房古玩事典』宇野雪村
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