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仲南父壷(甲) 2009年8月18日更新

仲南父壷(甲)

【和:ちゅうなんほこ
【中:Zhong nan fu hu
殷・周時代|青銅器|>仲南父壷(甲)

西周時代
青銅
全高54.5cm・口径15.6cm・腹深40.8cm
最大幅32cm・重量14.45kg
陝西省岐山県董家村出土(1975年)
岐山県博物館蔵
  『詩経』に「清酒百壷」とあり、壺が酒を容れるために用いられていたことがわかる。また水を容れるのにも使われていた。  仲南父壺は仲南父が作った。全体はラッパ状を呈し、長くのびる頸、下ぶくれの腹,さらに圈足と蓋がつく。頸部には垂冠をつけた顧首分尾した鳥紋を施し、腹部には帯状の鱗紋をタガネ彫りする。蓋の縁と圈足に三角雷紋を施し、蓋の項部には竊曲文が見られる。紋様構成はシンプルで洗練され上品である。
器の内壁と蓋の内部に各16字の銘文が見られる。仲南父が壷を製作した状況が読みとれる。出所:中国陝西省宝鶏市周原文物展
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