考古用語辞典 A-Words

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呉鈎 2009年8月31日更新

呉鈎

【和:ごこう
【中:Wu gou
秦・漢・三国|青銅器|>呉鈎

(複製品)
秦時代
長66cm 刃の幅3.2cm 重1 kg
1975年秦始皇陵兵馬俑坑出土
陝西省博物館蔵
 これは、両刃の曲剣で、先端で刃部は並行して終り、鋒はない。この青銅製彎曲武器は、両刃であるため突くことも、ひっかけることもできる。防御する時はもちろん、突撃する時も使うことができた。中国古代の戦争に用いられた短兵器の一種である。例えば、唐の李賀が「男児何ぞ呉鉤を帯びて、関山五十州を収め取らざる」と吟じた。呉鈎という武器は昔から有名であったけれども、文献と詩句だけでしか、その形状を想像することができなかった。だがこの曲剣の出土により、いままでの文献の記載を裏付けることができた。出所:中国陝西省文物展悠久の遺産1987
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