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観鳥捕蝉図 2009年9月5日更新
【和:かんちょうほぜんず】 |
【中:Guan niao pu chan tu】 |
隋・唐・五代|彫刻・書画|>観鳥捕蝉図 |
(壁画模写)
唐時代
高168cm 幅175cm
l971年陝西省乾県章懐太子墓出土
陝西省博物館蔵
章懐太子李賢は唐の高宗と則天武后の第2子である。則天武后に逆らったため、巴州に流された。文明元年(684年)、31歳の時に自殺を余儀なくされた。神龍2年(706年)乾陵に陪葬された。
この壁画には、3人の宮女が描かれており、左の人物は高髻で、上半身に細袖の衫を着て、その上に肩掛をはおり、下半身に長裳をはき、飛ぶ鳥を仰ぐ姿勢と思われる。中央の人物は双髻で、男装し、身に丸首の長袖を着て、脚に先の尖ったくつをはき、全神経を集中させて、樹の幹にとまって鳴いている蝉を捕えようとしている。右に立つ人は両手を胸前で組み、黙々として何か思いにふけるかのようである。これらの宮女はいままさに女ざかりで、後宮内にとじこめられた寂しい境遇と空虚な心情がにじみ出ている。出所:中国陝西省文物展悠久の遺産1987
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