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宮女図(壁画模写) 2009年9月5日更新
唐時代
高177cm 幅198cm
1960年陝西省乾県永泰公主墓出土
陝西省博物館蔵
永泰公主李仙恵は、唐の中宗李顕の娘で、郡主として武延基に降嫁した。張易之兄弟に逆らったため、則天武后に殺された。年齢は17才であった。中宗は復位後、公主の位を追贈した。神龍2年(706年)礼をもって改葬され、乾陵に陪葬された。1960年、その墓が発掘され、1000点余りの文物が出土した。 この壁画は宮女行列図である。先頭の一人は頭に高髻を結い、上半身に細かい袖の短衫を着て、その上に肩掛をはおり、下に長裙をはき、両手を胸前に組み、脚に雲頭履をはき、姿態が壮重で永秦公主白身かもしれない。そのほかの8人はそれぞれ、盤・燭台・団扇・高足杯・払塵・包みなどを持ち、最後部の一人は男装の宮女である。この壁画は唐代宮廷生活の一面を生き生きと描写している。宮女たちが持つ団扇・払塵などは日本の高松塚古墳で出土した壁画に描かれている侍女が手に持つ器物と似ており、唐代の中日両国間の文化交流の密接さを物語っている。出所:中国陝西省文物展悠久の遺産1987
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