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青銅短剣 2009年9月12日更新

青銅短剣

【和:せいどうたんけん
【中:Qing tong duan jian
春秋戦国|青銅器|>青銅短剣

(青銅の短剣)
春秋時代
通長43.4cm 剣長34.8cm 柄寛12.8cm
1976年 凌源県三官甸子村青銅短剣墓出土
 この様式の剣を、ある報告者は「T字型把手曲刃青銅短剣」(T字形の把手をもち曲線状の刃部をもった青銅製の短剣、の意)と呼んでいる。剣身と、T字形の把手と、把手の首の部分に嵌め込まれている石製枕状器とから成る。石質は鉄鉱石かと思われ、成形後、研磨されていて、黒光りしている。この打製器は剣の重量を増し、刺殺力を高めるためにとりつけられたものであろう。柄のラッパロがとりつけられている面には、三角幾何紋、外面には細かな三角勾連紋がみられる。石製枕状器が収められた上から、皮革等で被覆されて固定されていたものであろう。形状、紋様その他、あらゆる点で中原には見られない器物で、この地方のこの時期の特異な短剣である。これまでに遼寧内で類似の形状の短剣が多数発見されている。出所:中国の器展ー青銅と陶器
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