緑褐釉鶏冠壺　2009年9月17日更新

遼時代
高　27.7cm　口径　3.8cm
胴径　19.3cm×17.4cm　底径　10.2cm
建平県葉柏寿古墓出土
　花弁状の頂部に穴を一つあけ、管状の口部をもつ鶏冠壷である。胴部は裾で丸く上部で扁平に作られ、口部から胴下部へと皮袋の縫目を模した凸帯が貼りつけられている。高台はがっしりと作られ、底には過巻状の削り目があり、「个」形の銘が劃文で施されている。胎土は褐色を呈し、高火度で硬く焼成されている。緑褐色の釉が、高台をのぞいて総体に施される。このような形姿の穴を一つもつ鶏冠壷は、早い時期に属するものと考えられている。出所：中国の器展ー青銅と陶器
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