考古用語辞典 A-Words

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白磁鶏冠壺 2009年9月17日更新

白磁鶏冠壺

【和:はくじけいかんこ
【中:Bai ci ji guan hu
宋・遼・金・元|陶磁器|>白磁鶏冠壺

遼時代
高16.0cm 口径2.9cm 底径7.4㎝
大きく張った胴に管状の注口をもつ壺には太い梁状の柄が頂部につく。このような注口と柄をもつ壺を鶏冠壺と称している。
もともとは皮で作られた袋で、酒や水、山羊の乳などを貯えたものであったが、これを陶器で作るようになったのは遼時代のことである。この鶏冠壺にも、皮を縫い合せた筋目をあらわす凸帯が、注口の付根や胴部にみられる。胴が丸く紐状の柄のある器形は、遼代の鶏冠壺の早い時期に属する形式とされていろ。胎土は白色できめが細かく、高火度で硬く焼成されている。総体に施された白釉はマット状で、底には「官」字銘がある。遼時代の官窯であった缸瓦窯の製品と思われる。出所:中国の器展ー青銅と陶器
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