考古用語辞典 A-Words

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大成就者クリシュナーチャールヤ(カーナーパ) 2009年10月2日更新

大成就者クリシュナーチャールヤ(カーナーパ)

【和:
【中:
面白テーマ|彫刻・書画|>大成就者クリシュナーチャールヤ(カーナーパ)

チベット中央部、おそらくツァン地方
15世紀第2四半期
青銅
高36.8cm
ウェスリー&キャロライン・ハルパート・コレクション
クリシュナーチャールヤは、84人のインドの大成就者のうちで、最も人気のあるもののひとりである。彼は、勝楽輪(チャクラサンヴァラ)とそれに関連したタントラを中心とした母タントラの教えの3人の主な開祖のひとりであり、同時に、非凡な詩人でもあった。この見事な大きな彫刻で、彼は、筋肉質で、丸々とした、裸の姿に描かれており、素晴らしく飾られた瑜伽の革ひもを巻き付け、文様のある座具に掛けられたカモシカの革の上に軽快に、しかしどっしりと座っている。彼は、彼の胸を交差しているわずかな細い宝の糸や首飾りで飾られているだけである。全体像には、四角い頭や、堂々とした巻き毛や、厚く波打っている立体感のある大きさがあり、写実主義を具体化している。この写実主義は、その本来の記念碑的な性格と共に、15世紀第2四半期頃の作と考えられているギャンツェのペンコルチューデ寺の大成就者の彫刻と関係している。こうした様式は、記念碑的なものから、14世紀後期の精巧な宝石のあるもっと抽象的な形へと発展したことを示している。出所:天空の秘宝チベット密教美術展 2009.09.19更新
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